最終更新: kikuchi7771 2023年01月26日(木) 13:07:51履歴
つっこみをいれてもOK!
・プロローグ
●2100年の町
時は2100年。
町に謎の超巨大な円盤ディーゼルUFOが姿を現す。
ディーゼルUFOは強力なビームで町を破壊尽くす。
●ディーゼルUFOの中
ディーゼルUFOの中には巨大な画面があり、突然コンピュータが起動し画面がつく。
ユウマの映像が流れている。
マサヒロを海へ突き落して「言い訳しない。」と言うユウマ。
蒸気機関車達を守るユウマ。
パシナブルーにとどめを刺すユウマ。
突然画面が停止する。
ディーゼルブルーサタンの声「クックック・・・・・・ユウマ、なかなかやるではないか。」
青いボディのクラス40ディーゼル機関車ディーゼルブルーサタンがいる。
ブルーサタン「だが・・・・・・もう終わりだ。私には奥の手がある!」
●ディーゼルUFOの整備ドッグ内
ボディの色が真っ黒になっているユウマが画面手前に。
(微妙にピントをぼやかす)
ブルーサタン「待っておれ、役立たずの蒸気機関車ども・・・・・滅びの時をな!!」
●ディーゼルUFOの研究所らしき部屋
ディーゼルブルーサタンが高笑いしながら去っていく。
ディーゼルUFOの中には線路がたくさんある。
ディーゼルブルーサタンの走っていく音が響いて消えていく。
ディーゼルブルーサタンが車体から触手のようなものをだしてスイッチを押す。
●時空の狭間
ディーゼルUFOは攻撃を停止して、爆音を立てながら過去の鉄道へ飛び去って行く。
・フェード
●2025年のソドー島のノース・ウェスタン鉄道
ユウマとパシナブルーとの戦いから6年後のソドー島。
ナップフォード駅を中心としたソドー島の鉄道。
ソドー島の蒸気機関車が忙しそうに働いている。
ユウマとトーマスがトップハム・ハット卿を乗せて走っていく。
ディーゼル機関車対策委員会。
●蒸気機関車たちがディーゼル機関車との対策をはじめる。
トップハム・ハット卿「我々は今、ディーゼル機関車という機関車が蒸気機関車を滅ぼそうとしている。」
ティドマス機関庫には、ユウマ、トーマス、パーシー、エドワード、ジェームス、ヘンリー、その他の機関車がいる。
ハット卿「あれから7年前、ユウマを連れ去ってディーゼルエンジンを奪い返そうとした青い目の機関車マサヒロがソドー島にやってきた。その戦いでユウマはディーゼル機関車と死闘を繰り広げ、マサヒロを海へ突き落して見事倒すことに成功しましたが、その半年後、マサヒロの手下であった流線型のディーゼル機関車パシナブルーが蒸気機関車を襲撃するも、ユウマが再び現れてパシナブルーと1対1の死闘を繰り広げて倒すことに成功した。しかし、またディーゼル機関車が蒸気機関車を襲撃する可能性があります。そこで、我々が人工知能を搭載した新たな車両兵器を完成した。これでディーゼル機関車に勝てると思います。」
ユウマ「かつて、僕を連れ去ろうとしたマサヒロやパシナブルーを僕が倒して僕がソドー島を平和にしたんだから。」
トーマス「でも、マサヒロやパシナブルーはもしかしたら、一体誰かが送り込んでユウマを連れ去ろうとした機関車に違いないですから。」
ジェームス「何言ってるんだよトーマス。そんなことないよ。」
トーマス「でも、誰かが送り込んだのに違いない。」
蒸気機関車達は人工知能を搭載した車両兵器を運びに行く。
ゆっくりフェード
●ティドマス交差点
双子の路面機関車ウィルフレッドとバリーが、リリーと寝台客車を見てこういった。
バリー「おい見ろよ兄貴!スクラップ機関車と汚ねぇ客車がいるぜ!」
ウィルフレッド「本当だなバリー!本当にスクラップだ!」
彼らはリリーに近づいた。
ウィルフレッドとバリー「よぉ!スクラップ機関車!」
リリー「いい加減にして頂戴!私達はスクラップじゃないわよ!」
ウィルフレッドとバリー「ごめーん!」
彼らは彼女を見て去っていった。
●車両兵器工場
トーマスがパーシーと対ディーゼル用レール戦車を運んでいると、トーマスとパーシーが会話をする。
パーシー「ユウマは蒸気とディーゼルのハイブリッドの機関車で、ディーゼル機関車っぽいけど、もしかしたら、後にディーゼル機関車の手先になるんじゃ。」
トーマス「パーシーでもそれは・・・・・・。」
そこへエドワードがやってきた。
エドワード「いいや、ユウマは蒸気機関車の味方だよ。だって彼は心優しいから。」
トーマス「パーシー、エドワードの言う通りだよ。彼は蒸気機関車の味方だよ。」
●操車場
ユウマがエイミーと会話をする。
エイミー「ユウマ、あなたはこれまでディーゼル機関車との死闘で蒸気機関車達を守って、あたしを守ってくれたに感謝してるわ。」
ユウマ「ああ、僕はこのソドー島の蒸気機関車やキミを守るために、このソドー島で働いてきたんだ。」
エイミー「でも、再びディーゼル機関車たちが私たちを襲ったらどうしよう。」
ユウマ「大丈夫だよ。この島の兵器があれば。」
●線路の近くの小さな家
暗い部屋で一人の男がパソコンで動画をニヤニヤ見ている。
男「へっへっへ!」
パソコン動画はどこかの動画サイト。
『ユウタ』というプラレール製の機関車の鉄道作品の動画が開かれている。
(映像は長編第2作ユウマとなぞのしょうにんそのまんま。監督・イイダ・ユウタとなっている。)
男「はっ」
男が嘲りの笑いを上げて、男は高速でキーボードを叩き始める。
男「何が青い小型タンク機関車の’’ユウタ’’だよ!バカじゃねーの!ふざけんなよこんな気持ちわりぃ動画を作ってんじゃねーよ!ユウタじゃなくてユウマだろ!カス野郎死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!殺すぞ!殺すぞ!殺すぞ!殺すぞ!殺すぞ!殺すぞ!殺すぞ!」
男は不適切なコメントを次々に打ち込んでいく。
男「このキチガイ!殺すぞ!殺すぞ!殺すぞ!ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!」
男は自己満足そうに浸っている。
その時突然、大きな笑い声が聞こえる。
男「!!」
その不気味な笑い声がますます響いてくる。
男「え……何?」
男がパソコンから目を離す。
男「へ?え?何なんだよ一体!」
男はベランダに出る。
信じられない機関車が見えてパニックになる。
男「ヒ・・・・・・ヒィ・・・・・・・ヒャああああああああ!!」
●ティドマス機関庫
トーマスたちが戦車を運び終えるとヘンリーが飛び込んでくる。
全員が慌てており注目する。
ジェームス「どうしたヘンリー。何かあったのか?」
ヘンリー「大変だ・・・・・・・・・・・マ・・・・・・・・・・マサヒロが・・・・・・・ナップフォード駅にっ!」
トーマス「そんな。マサヒロはユウマに海に突き落とされて死んだはずじゃ?」
●ナップフォード駅
死んだはずのマサヒロがナップフォード駅から現れる。
マサヒロ、目を青く光らせて笑い声をあげる。
マサヒロ「フハハハハハ!愚かな蒸気機関車ども、俺がユウマに海に突き落とされて死ぬと思ったら大きな間違いだ!蒸気機関車どもを滅ぼして、再びユウマを連れ去ってやる!!」
蒸気機関車達が悲鳴を上げて逃げる。
マサヒロは蒸気機関車に強力な体当たりで蒸気機関車を脱線させる。
テンダー機関車A「きゃあ!逃げろ!」
マサヒロはディーゼル機関車軍団を連れてきて蒸気機関車を襲撃させる。
蒸気機関車達は次々と脱線させられていく。
マサヒロ「おらぁ!お前も滅ぼしてやる!」
タンク機関車A「うわああああ!」
マサヒロとディーゼル機関車軍団は蒸気機関車を次々に襲う。
●戦車部隊
そこへ、先ほどトーマスたちが運んできた戦車部隊が到着する。
マサヒロは戦車と戦う。
戦車のレーザーがマサヒロにボディに当たるが、爆発や脱線は1回もしない。
マサヒロはゆっくりと戦車に向かう。
マサヒロ「俺はそんな戦車などに通用しねぇぞ!」
そこへ対ディーゼル用レールキャノン車が到着する。
レールキャノン車はマサヒロを攻撃する。
マサヒロは慌てて攻撃をかわす。
レールキャノン車の攻撃は続く。
マサヒロにやっと攻撃が聞く。
マサヒロ「おのれぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
マサヒロの怒りの叫び声。
●戦車を押す機関車達
戦車を機関車達が押して戦う。
1台のタンク機関車「もっと進むんだ!奴を追い詰めるんだ!」
1台のテンダー機関車「わかった!」
無線連絡が入る。
トップハム・ハット卿の声「これでトドメだ!終わりだマサヒロ!」
機関車2台「了解!」
●戦車部隊
レーザー攻撃は激しく続く。
マサヒロ、レールキャノン車を脱線させようとする。
その時突然、激しい閃光がほとばしる。
マサヒロがその光に包まれてゆっくりと消滅する。
●戦車を押す機関車達
機関車2台「!!」
●ティドマス機関庫
モニターを見るハット卿。
ハット卿「なんだこいつは・・・・・・」
モニターの空中座標には黒い影が映っている。
●ソドー島の建物内。
画面全体が徐々に後退していく。
ソドー島の町の上空。
そこには巨大なディーゼルUFOが音もなく浮かんでいる。
・BGMと共lに文字が出現し、メインタイトル。
・オープニングクレジット
●製作総指揮
●製作代表
青い目の機関車再び姿を現す!!UFOとの関連性は!?
宇宙人襲来か!!?
(ネットニュース)
●脚本監修
自衛隊と機関車達が線路を駆け回っている。
無線で会話をしたり、機関車と一緒に行動したりしている。
●楽曲提供
機関車達が自衛隊に誘導されていく。
機関車が乗客を客車に乗せて避難させる。
同時にTVニュースの音声が聞こえる。
「果たしてユウマが再び悪い機関車と戦えるのか・・・・・・・・・・・・・」
「自衛隊などが開発したレール戦車が青い目の機関車を・・・・・・・・・」
「ソドー島にやってきたあの巨大なUFOは・・・・・・・・・・・・・・・」
●出演者
脱線させられた機関車を線路に戻すクレーン車。
●特技監督
ソドー島の町の中を走行していく戦車が数台。
レールキャノン車が最後尾で通過していく。
●制作・監督・脚本
ナップフォード駅を手前に置いたディーゼルUFOの映像。
ソドー島のノース・ウェスタン鉄道上空に浮かんでいる。
・白にフェード
・クレジットが終わって・・・・・・・・・・・
●トップハム・ハット卿の部屋
トップハム・ハット卿が韓国料理のビビンバを食べている。
そこへソドー島の自衛隊の隊員がやってくる。
隊員1「途中経過を報告。ノース・ウェスタン鉄道より、メインランドへの避難完了!」
ハット卿「ご苦労。引き続き、避難誘導に当たってくれたまえ。」
隊員1「了解」
ハット卿がビビンバを食べ終えると部屋を出て車でティドマス機関庫へ向かう。
ハット卿が機関庫へ来るとコンピューターの前にいるエドワードにくる。
ハット卿「何か変化はあったかね?」
エドワード「いえ・・・・・・全くありません。」
ハット卿「そうか。でも、気を緩めてはいかんぞ。」
エドワード「了解」
●ティドマス機関庫
ハット卿がトーマスのところへ来るとトーマスがユウマとエイミーと会話をしている。
ユウマ「まさか、あのマサヒロが生きていたなんて、なぜ、復活したんだろう。あいつが再び僕をつれさろうとするとは。なぜだろう。」
トーマス「分からない。あのUFOの力で復活したかもしれないから。」
ハット卿「トーマス、ユウマと会話して何をしているのかね?」
トーマス「トップハム・ハット卿、マサヒロは見つかりましたか?」
ハット卿「いや、どこにも・・・・・」
トーマス「そうですか。・・・・・やっぱり、UFOの光線で?」
ハット卿「彼は跡形も無く消え去った・・・・・と考えるしかないですかね。これだけ探して見つからないと。」
トーマス「青い目の機関車を倒したのが自衛隊とかじゃないと、色々とうるさいんじゃないですか?マスコミとか野党とか。」
ユウマ「そうですよ。うるさいんじゃないんですかね?」
エイミー「あたしもうそう思うけど・・・・・・・・・・・」
ハット卿「今のところは、UFOの方に関心が行ってるから。自衛隊や戦闘機関車達の不要論を持ち出したって、大しては目立ちはしないだろう。、ま、しばらくの間は大丈夫だろう。」
トーマス「それよりも今は・・・・・」
ハット卿「ええ。あれが、果たして敵か味方なのか・・・・・・・・・・。それがハッキリしないことには行動がとれないのと、もし敵だった場合はどうやって、撃退するか……。」
トーマス「・・・・・・」
エイミー「もし、あいつが敵だったらあたしたちどうなっちゃうの?」
●小さな駅
ユウマとエイミーが小さな駅へやってきて2台で会話をする。
ユウマ「もしかしたら、マサヒロは死んでないかもしれない。なぜなら僕をまた連れ去って今度こそ僕の中のディーゼルエンジンを奪い返そうとするんだ。でも今の僕には戦う勇気があるんだ。」
エイミー「そうだけど、でも今のあなたには、強敵の機関車と戦うのは無理よ。」
ユウマ「そんなことないよ。」
そこへ、名前のない機関車達がユウマ達のところへやってくる。
ユウマがマサヒロに連れ去らわれないように安全な場所へ避難させようとするのだった。
ユウマ「キミたちは………」
タンク機関車B「ユウマ、今から君はマサヒロと戦うのをやめてもらって安全な場所へ来てもらう。」
ユウマ「なぜ僕が安全な場所へ行かなきゃならいんだ!僕には戦う勇気があるんだ!」
テンダー機関車B「残念だが、キミは安全な場所へ避難してもらわなければならない。」
ユウマ「嫌だよ!僕は奴を倒さなきゃならないんだ!」
ユウマは機関車達に連結されて、安全な場所へ連れていかれてしまう。
エイミー「待ってよ!ユウマを連れて行かないでよ!」
●車両兵器工場
ユウマは車両兵器工場へ連れてこられ、軟禁されてしまう。
ユウマ「離せよ!僕は奴を倒さないとこのソドー島が平和にならないんだ!」
テンダー機関車B「ユウマ、キミの気持ちは分かるが、これはキミを守るためだ!」
ユウマ「だめだ!僕は奴と戦うんだ!だから離せ!」
ユウマは車両兵器工場の中に避難させられて、軟禁される。
ユウマ「なぜ僕がここにいなくてはならないんだ!僕はみんなを守りたいのに!」
ユウマは悔しそうにする。
●ティドマス機関庫
一方ティドマス機関庫ではエドワードが画面を見続けている。
突然、画面に何かを発見する。ディーゼルUFOのサーモグラフィーで、UFO内部がどんどん高温になっていく。
エドワード「これは・・・・・!」
●トップハム・ハット卿のいるところ
トーマスとハット卿の元にエドワードが飛び込んでくる。
エドワード「ハット卿!UFO内部に、強力な熱源を感知!UFOが動きます!」
ハット卿は慌ててモニターへ向かう。
ティドマス機関庫へきてモニターに映るディーゼルUFOを見やる。
●ソドー島の建物
ソドー島上空に浮かんでいるディーゼルUFO。
徐々に集まった光は収束し、一筋の光線が打たれる。
ソドー島の中を、白く細い光線が通り過ぎていく。
一瞬間をおいた後、光線の当たった部分が消滅し、大爆発する。
●ティドマス機関庫
機関庫の中に強い閃光入り込み、機関車や自衛隊たちが悲鳴を上げる。
ハット卿「な・・・・何だ今の攻撃は!?」
エドワード「UFOは移動を開始!南のほうへ時速70Kmのスピードで・・・・!」
●ソドー島各地
ディーゼルUFOは移動しながら、ソドー島各地を光線で攻撃を続ける。
ソドー島各地に光線が降り注ぎ、そこら中で爆発が起こる。
ソドー島の町の一角に光線が当たって、1台のいたずら貨車が爆発に巻き込まれて吹っ飛ぶ。
貨車「うわあぁぁ・・・・・・!!」
ナップフォード駅の上空で停止するディーゼルUFO。
全ての砲が移動して直下のナップフォード駅に向けられる。
遠望からのナップフォード駅。
ディーゼルUFOから撃たれた光線が直下のナップフォード駅を突き抜ける。
(「風の谷のナウシカ」の巨神兵のビームみたいなエフェクト)
しばらくの沈黙の後、ナップフォード駅が大爆発して破壊される。
ナップフォード駅は跡形も無くなる。
・白い画面へフェード
・プロローグ
●2100年の町
時は2100年。
町に謎の超巨大な円盤ディーゼルUFOが姿を現す。
ディーゼルUFOは強力なビームで町を破壊尽くす。
●ディーゼルUFOの中
ディーゼルUFOの中には巨大な画面があり、突然コンピュータが起動し画面がつく。
ユウマの映像が流れている。
マサヒロを海へ突き落して「言い訳しない。」と言うユウマ。
蒸気機関車達を守るユウマ。
パシナブルーにとどめを刺すユウマ。
突然画面が停止する。
ディーゼルブルーサタンの声「クックック・・・・・・ユウマ、なかなかやるではないか。」
青いボディのクラス40ディーゼル機関車ディーゼルブルーサタンがいる。
ブルーサタン「だが・・・・・・もう終わりだ。私には奥の手がある!」
●ディーゼルUFOの整備ドッグ内
ボディの色が真っ黒になっているユウマが画面手前に。
(微妙にピントをぼやかす)
ブルーサタン「待っておれ、役立たずの蒸気機関車ども・・・・・滅びの時をな!!」
●ディーゼルUFOの研究所らしき部屋
ディーゼルブルーサタンが高笑いしながら去っていく。
ディーゼルUFOの中には線路がたくさんある。
ディーゼルブルーサタンの走っていく音が響いて消えていく。
ディーゼルブルーサタンが車体から触手のようなものをだしてスイッチを押す。
●時空の狭間
ディーゼルUFOは攻撃を停止して、爆音を立てながら過去の鉄道へ飛び去って行く。
・フェード
●2025年のソドー島のノース・ウェスタン鉄道
ユウマとパシナブルーとの戦いから6年後のソドー島。
ナップフォード駅を中心としたソドー島の鉄道。
ソドー島の蒸気機関車が忙しそうに働いている。
ユウマとトーマスがトップハム・ハット卿を乗せて走っていく。
ディーゼル機関車対策委員会。
●蒸気機関車たちがディーゼル機関車との対策をはじめる。
トップハム・ハット卿「我々は今、ディーゼル機関車という機関車が蒸気機関車を滅ぼそうとしている。」
ティドマス機関庫には、ユウマ、トーマス、パーシー、エドワード、ジェームス、ヘンリー、その他の機関車がいる。
ハット卿「あれから7年前、ユウマを連れ去ってディーゼルエンジンを奪い返そうとした青い目の機関車マサヒロがソドー島にやってきた。その戦いでユウマはディーゼル機関車と死闘を繰り広げ、マサヒロを海へ突き落して見事倒すことに成功しましたが、その半年後、マサヒロの手下であった流線型のディーゼル機関車パシナブルーが蒸気機関車を襲撃するも、ユウマが再び現れてパシナブルーと1対1の死闘を繰り広げて倒すことに成功した。しかし、またディーゼル機関車が蒸気機関車を襲撃する可能性があります。そこで、我々が人工知能を搭載した新たな車両兵器を完成した。これでディーゼル機関車に勝てると思います。」
ユウマ「かつて、僕を連れ去ろうとしたマサヒロやパシナブルーを僕が倒して僕がソドー島を平和にしたんだから。」
トーマス「でも、マサヒロやパシナブルーはもしかしたら、一体誰かが送り込んでユウマを連れ去ろうとした機関車に違いないですから。」
ジェームス「何言ってるんだよトーマス。そんなことないよ。」
トーマス「でも、誰かが送り込んだのに違いない。」
蒸気機関車達は人工知能を搭載した車両兵器を運びに行く。
ゆっくりフェード
●ティドマス交差点
双子の路面機関車ウィルフレッドとバリーが、リリーと寝台客車を見てこういった。
バリー「おい見ろよ兄貴!スクラップ機関車と汚ねぇ客車がいるぜ!」
ウィルフレッド「本当だなバリー!本当にスクラップだ!」
彼らはリリーに近づいた。
ウィルフレッドとバリー「よぉ!スクラップ機関車!」
リリー「いい加減にして頂戴!私達はスクラップじゃないわよ!」
ウィルフレッドとバリー「ごめーん!」
彼らは彼女を見て去っていった。
●車両兵器工場
トーマスがパーシーと対ディーゼル用レール戦車を運んでいると、トーマスとパーシーが会話をする。
パーシー「ユウマは蒸気とディーゼルのハイブリッドの機関車で、ディーゼル機関車っぽいけど、もしかしたら、後にディーゼル機関車の手先になるんじゃ。」
トーマス「パーシーでもそれは・・・・・・。」
そこへエドワードがやってきた。
エドワード「いいや、ユウマは蒸気機関車の味方だよ。だって彼は心優しいから。」
トーマス「パーシー、エドワードの言う通りだよ。彼は蒸気機関車の味方だよ。」
●操車場
ユウマがエイミーと会話をする。
エイミー「ユウマ、あなたはこれまでディーゼル機関車との死闘で蒸気機関車達を守って、あたしを守ってくれたに感謝してるわ。」
ユウマ「ああ、僕はこのソドー島の蒸気機関車やキミを守るために、このソドー島で働いてきたんだ。」
エイミー「でも、再びディーゼル機関車たちが私たちを襲ったらどうしよう。」
ユウマ「大丈夫だよ。この島の兵器があれば。」
●線路の近くの小さな家
暗い部屋で一人の男がパソコンで動画をニヤニヤ見ている。
男「へっへっへ!」
パソコン動画はどこかの動画サイト。
『ユウタ』というプラレール製の機関車の鉄道作品の動画が開かれている。
(映像は長編第2作ユウマとなぞのしょうにんそのまんま。監督・イイダ・ユウタとなっている。)
男「はっ」
男が嘲りの笑いを上げて、男は高速でキーボードを叩き始める。
男「何が青い小型タンク機関車の’’ユウタ’’だよ!バカじゃねーの!ふざけんなよこんな気持ちわりぃ動画を作ってんじゃねーよ!ユウタじゃなくてユウマだろ!カス野郎死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!殺すぞ!殺すぞ!殺すぞ!殺すぞ!殺すぞ!殺すぞ!殺すぞ!」
男は不適切なコメントを次々に打ち込んでいく。
男「このキチガイ!殺すぞ!殺すぞ!殺すぞ!ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!」
男は自己満足そうに浸っている。
その時突然、大きな笑い声が聞こえる。
男「!!」
その不気味な笑い声がますます響いてくる。
男「え……何?」
男がパソコンから目を離す。
男「へ?え?何なんだよ一体!」
男はベランダに出る。
信じられない機関車が見えてパニックになる。
男「ヒ・・・・・・ヒィ・・・・・・・ヒャああああああああ!!」
●ティドマス機関庫
トーマスたちが戦車を運び終えるとヘンリーが飛び込んでくる。
全員が慌てており注目する。
ジェームス「どうしたヘンリー。何かあったのか?」
ヘンリー「大変だ・・・・・・・・・・・マ・・・・・・・・・・マサヒロが・・・・・・・ナップフォード駅にっ!」
トーマス「そんな。マサヒロはユウマに海に突き落とされて死んだはずじゃ?」
●ナップフォード駅
死んだはずのマサヒロがナップフォード駅から現れる。
マサヒロ、目を青く光らせて笑い声をあげる。
マサヒロ「フハハハハハ!愚かな蒸気機関車ども、俺がユウマに海に突き落とされて死ぬと思ったら大きな間違いだ!蒸気機関車どもを滅ぼして、再びユウマを連れ去ってやる!!」
蒸気機関車達が悲鳴を上げて逃げる。
マサヒロは蒸気機関車に強力な体当たりで蒸気機関車を脱線させる。
テンダー機関車A「きゃあ!逃げろ!」
マサヒロはディーゼル機関車軍団を連れてきて蒸気機関車を襲撃させる。
蒸気機関車達は次々と脱線させられていく。
マサヒロ「おらぁ!お前も滅ぼしてやる!」
タンク機関車A「うわああああ!」
マサヒロとディーゼル機関車軍団は蒸気機関車を次々に襲う。
●戦車部隊
そこへ、先ほどトーマスたちが運んできた戦車部隊が到着する。
マサヒロは戦車と戦う。
戦車のレーザーがマサヒロにボディに当たるが、爆発や脱線は1回もしない。
マサヒロはゆっくりと戦車に向かう。
マサヒロ「俺はそんな戦車などに通用しねぇぞ!」
そこへ対ディーゼル用レールキャノン車が到着する。
レールキャノン車はマサヒロを攻撃する。
マサヒロは慌てて攻撃をかわす。
レールキャノン車の攻撃は続く。
マサヒロにやっと攻撃が聞く。
マサヒロ「おのれぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
マサヒロの怒りの叫び声。
●戦車を押す機関車達
戦車を機関車達が押して戦う。
1台のタンク機関車「もっと進むんだ!奴を追い詰めるんだ!」
1台のテンダー機関車「わかった!」
無線連絡が入る。
トップハム・ハット卿の声「これでトドメだ!終わりだマサヒロ!」
機関車2台「了解!」
●戦車部隊
レーザー攻撃は激しく続く。
マサヒロ、レールキャノン車を脱線させようとする。
その時突然、激しい閃光がほとばしる。
マサヒロがその光に包まれてゆっくりと消滅する。
●戦車を押す機関車達
機関車2台「!!」
●ティドマス機関庫
モニターを見るハット卿。
ハット卿「なんだこいつは・・・・・・」
モニターの空中座標には黒い影が映っている。
●ソドー島の建物内。
画面全体が徐々に後退していく。
ソドー島の町の上空。
そこには巨大なディーゼルUFOが音もなく浮かんでいる。
・BGMと共lに文字が出現し、メインタイトル。
- ユウマとさいごのたたかい YUUMA AND THE LAST MOMENT FIGHT-
・オープニングクレジット
●製作総指揮
●製作代表
青い目の機関車再び姿を現す!!UFOとの関連性は!?
宇宙人襲来か!!?
(ネットニュース)
●脚本監修
自衛隊と機関車達が線路を駆け回っている。
無線で会話をしたり、機関車と一緒に行動したりしている。
●楽曲提供
機関車達が自衛隊に誘導されていく。
機関車が乗客を客車に乗せて避難させる。
同時にTVニュースの音声が聞こえる。
「果たしてユウマが再び悪い機関車と戦えるのか・・・・・・・・・・・・・」
「自衛隊などが開発したレール戦車が青い目の機関車を・・・・・・・・・」
「ソドー島にやってきたあの巨大なUFOは・・・・・・・・・・・・・・・」
●出演者
脱線させられた機関車を線路に戻すクレーン車。
●特技監督
ソドー島の町の中を走行していく戦車が数台。
レールキャノン車が最後尾で通過していく。
●制作・監督・脚本
ナップフォード駅を手前に置いたディーゼルUFOの映像。
ソドー島のノース・ウェスタン鉄道上空に浮かんでいる。
・白にフェード
・クレジットが終わって・・・・・・・・・・・
●トップハム・ハット卿の部屋
トップハム・ハット卿が韓国料理のビビンバを食べている。
そこへソドー島の自衛隊の隊員がやってくる。
隊員1「途中経過を報告。ノース・ウェスタン鉄道より、メインランドへの避難完了!」
ハット卿「ご苦労。引き続き、避難誘導に当たってくれたまえ。」
隊員1「了解」
ハット卿がビビンバを食べ終えると部屋を出て車でティドマス機関庫へ向かう。
ハット卿が機関庫へ来るとコンピューターの前にいるエドワードにくる。
ハット卿「何か変化はあったかね?」
エドワード「いえ・・・・・・全くありません。」
ハット卿「そうか。でも、気を緩めてはいかんぞ。」
エドワード「了解」
●ティドマス機関庫
ハット卿がトーマスのところへ来るとトーマスがユウマとエイミーと会話をしている。
ユウマ「まさか、あのマサヒロが生きていたなんて、なぜ、復活したんだろう。あいつが再び僕をつれさろうとするとは。なぜだろう。」
トーマス「分からない。あのUFOの力で復活したかもしれないから。」
ハット卿「トーマス、ユウマと会話して何をしているのかね?」
トーマス「トップハム・ハット卿、マサヒロは見つかりましたか?」
ハット卿「いや、どこにも・・・・・」
トーマス「そうですか。・・・・・やっぱり、UFOの光線で?」
ハット卿「彼は跡形も無く消え去った・・・・・と考えるしかないですかね。これだけ探して見つからないと。」
トーマス「青い目の機関車を倒したのが自衛隊とかじゃないと、色々とうるさいんじゃないですか?マスコミとか野党とか。」
ユウマ「そうですよ。うるさいんじゃないんですかね?」
エイミー「あたしもうそう思うけど・・・・・・・・・・・」
ハット卿「今のところは、UFOの方に関心が行ってるから。自衛隊や戦闘機関車達の不要論を持ち出したって、大しては目立ちはしないだろう。、ま、しばらくの間は大丈夫だろう。」
トーマス「それよりも今は・・・・・」
ハット卿「ええ。あれが、果たして敵か味方なのか・・・・・・・・・・。それがハッキリしないことには行動がとれないのと、もし敵だった場合はどうやって、撃退するか……。」
トーマス「・・・・・・」
エイミー「もし、あいつが敵だったらあたしたちどうなっちゃうの?」
●小さな駅
ユウマとエイミーが小さな駅へやってきて2台で会話をする。
ユウマ「もしかしたら、マサヒロは死んでないかもしれない。なぜなら僕をまた連れ去って今度こそ僕の中のディーゼルエンジンを奪い返そうとするんだ。でも今の僕には戦う勇気があるんだ。」
エイミー「そうだけど、でも今のあなたには、強敵の機関車と戦うのは無理よ。」
ユウマ「そんなことないよ。」
そこへ、名前のない機関車達がユウマ達のところへやってくる。
ユウマがマサヒロに連れ去らわれないように安全な場所へ避難させようとするのだった。
ユウマ「キミたちは………」
タンク機関車B「ユウマ、今から君はマサヒロと戦うのをやめてもらって安全な場所へ来てもらう。」
ユウマ「なぜ僕が安全な場所へ行かなきゃならいんだ!僕には戦う勇気があるんだ!」
テンダー機関車B「残念だが、キミは安全な場所へ避難してもらわなければならない。」
ユウマ「嫌だよ!僕は奴を倒さなきゃならないんだ!」
ユウマは機関車達に連結されて、安全な場所へ連れていかれてしまう。
エイミー「待ってよ!ユウマを連れて行かないでよ!」
●車両兵器工場
ユウマは車両兵器工場へ連れてこられ、軟禁されてしまう。
ユウマ「離せよ!僕は奴を倒さないとこのソドー島が平和にならないんだ!」
テンダー機関車B「ユウマ、キミの気持ちは分かるが、これはキミを守るためだ!」
ユウマ「だめだ!僕は奴と戦うんだ!だから離せ!」
ユウマは車両兵器工場の中に避難させられて、軟禁される。
ユウマ「なぜ僕がここにいなくてはならないんだ!僕はみんなを守りたいのに!」
ユウマは悔しそうにする。
●ティドマス機関庫
一方ティドマス機関庫ではエドワードが画面を見続けている。
突然、画面に何かを発見する。ディーゼルUFOのサーモグラフィーで、UFO内部がどんどん高温になっていく。
エドワード「これは・・・・・!」
●トップハム・ハット卿のいるところ
トーマスとハット卿の元にエドワードが飛び込んでくる。
エドワード「ハット卿!UFO内部に、強力な熱源を感知!UFOが動きます!」
ハット卿は慌ててモニターへ向かう。
ティドマス機関庫へきてモニターに映るディーゼルUFOを見やる。
●ソドー島の建物
ソドー島上空に浮かんでいるディーゼルUFO。
徐々に集まった光は収束し、一筋の光線が打たれる。
ソドー島の中を、白く細い光線が通り過ぎていく。
一瞬間をおいた後、光線の当たった部分が消滅し、大爆発する。
●ティドマス機関庫
機関庫の中に強い閃光入り込み、機関車や自衛隊たちが悲鳴を上げる。
ハット卿「な・・・・何だ今の攻撃は!?」
エドワード「UFOは移動を開始!南のほうへ時速70Kmのスピードで・・・・!」
●ソドー島各地
ディーゼルUFOは移動しながら、ソドー島各地を光線で攻撃を続ける。
ソドー島各地に光線が降り注ぎ、そこら中で爆発が起こる。
ソドー島の町の一角に光線が当たって、1台のいたずら貨車が爆発に巻き込まれて吹っ飛ぶ。
貨車「うわあぁぁ・・・・・・!!」
ナップフォード駅の上空で停止するディーゼルUFO。
全ての砲が移動して直下のナップフォード駅に向けられる。
遠望からのナップフォード駅。
ディーゼルUFOから撃たれた光線が直下のナップフォード駅を突き抜ける。
(「風の谷のナウシカ」の巨神兵のビームみたいなエフェクト)
しばらくの沈黙の後、ナップフォード駅が大爆発して破壊される。
ナップフォード駅は跡形も無くなる。
・白い画面へフェード
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